過去ログ - 【ラブライブ!】1レスSS書くのでお題ください【ラブライブ!サンシャイン!!】
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582:名無しNIPPER[saga]
2018/02/25(日) 22:24:40.01 ID:gwxnAmpw0
 目を覚ますと、目の前が柔らかかった。
 ――何を言っているのかさっぱりわからないと思うけど、千歌も何を言っているのかさっぱりわからない。
 ではまずは嗅覚の感想から言っていきたい。
 とてもいい匂いがした。ボディソープとか、コンディショナーとか、トリートメントとか、
 そういった外部要素を廃しての女の子の香りがした。
 次に触覚の感想。
 手にぷにぷにとした触感が加わり、肌に吸い付くようにして指が沈んでいく感覚。
 とても柔らかく癖になりそうなものだった。
 そして最後は視覚。
 ――裸の梨子ちゃんに抱きついているようで、距離感がとても近かった。

 本当は悲鳴をあげたいくらいびっくりした。
 でもそうすれば眼の前にいる梨子ちゃんは確実に起きてしまう。
 そんなことをすれば不審者の一人が完成するだけで、誰も得をしない。
 でも、本当梨子ちゃんは綺麗な体をしている。
 傷とか見当たらないし、皮とか剥けてないし、肌荒れなんて見当たらないし。
 すべすべでぷにぷにで極上のボディローションを塗りたくったと言わんばかりの肌。
 かゆい所はゴシゴシ洗っちゃいタイプの千歌とはまるで大違い、ほんとう普段のお手入れからして違う。
 女の子として全て負けた感があって、一人で私はへこんだ。

「でもへこんでいる場合じゃない、とにかく起きなくちゃ」

 抱きつかれているので身動きがほとんど取れないけど、相手は熟睡しているのだ、拘束を外そうと思えば取れる。
 まずはゆっくりゆっくり抱きしめられている腕を外そうともがいていると――曜ちゃんがこっちを見ていた。
 全身から汗が吹き出して、これはやばいと思った。

「よ、曜ちゃん……ど、どうして!?」
「いやあ、なんにも知らない千歌ちゃんに事情の説明をしようと思って」
「……事情?」

 先日、Aqoursは学校で合宿を行いました。
 練習はほぼ深夜になるまでおよび、ヘトヘトになって布団に入ったまでは覚えている。
 うん、その際には裸の梨子ちゃんなんて存在しなかったはずだし、私も裸ではなかった。


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