過去ログ - 磁石団長「SRプロ結束日誌」 -SS速報VIP

過去ログ - 磁石団長「SRプロ結束日誌」

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780: ◆jf/Iecmsv6[saga]
2018/03/10(土) 01:35:10.45 ID:hK2HDV8H0
---イルミネーションの通りを一望できる小高い丘---

藍子「なんだか、幻想的ですね。」

百目婆ァ「先ほどこの辺りを歩いていたら見つけたのじゃ。」

百目婆ァ（天空がな。）

藍子「そんな場所を紹介して下さって、嬉しいです。」

百目婆ァ「良いのじゃ。それよりも先ほどの辛そうな表情は何かあった様な気がしてのう。」

百目婆ァ「こんな老婆で良ければ、話してみぬか？吐き出す感じで良いのじゃ。」

藍子「でも、そんな・・・私に優しくしてくれたお婆さんに悪いです・・・。」

藍子「私は明るく、誰かを癒せるような私でいたいんです。だから・・・。」

百目婆ァ「それは違うぞい。」

百目婆ァ「無理をして明るく振る舞って、ほとんどの君を知らぬ者を騙せたとしても・・・。」

百目婆ァ「この老婆の目は欺けぬ。君は笑顔の奥で、今も静かに泣いておるとな。」

藍子「・・・！？」

百目婆ァ「痛みを堪え続けても、何も解消はされぬ。だから、気を楽にする為にも吐き出して良いのじゃ。」

百目婆ァ「儂はその程度で君を嫌ったりはしないぞい。・・・安心して話してもよいのじゃ。」

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