過去ログ - 磁石団長「SRプロ結束日誌」 -SS速報VIP

過去ログ - 磁石団長「SRプロ結束日誌」

↓ 1- 覧 板 20

781: ◆jf/Iecmsv6[saga]
2018/03/10(土) 01:55:24.87 ID:hK2HDV8H0
藍子「私は、罪深いんです・・・。私の咄嗟の判断で、私は・・・大切な居場所に居た筈の人を・・・。」

藍子「死なせてしまったんです。」ｼﾞﾜｯ

藍子「私は門矢さんが亡くなられてから、一度たりともあの人が居た写真館に近づく事も無くなりました。」

藍子「それでも、門矢さんの知人の方は・・・私を許してはくれませんでした。」

---

『君なんだろ？士を呼び出して、あまつさえ別の世界に送ってしまったのは。』

『君が羨ましいよ。士は君の為に死ぬまで戦ったんだろ？』

『そんな君が追い込まれれば、士はきっと現れる！！そうだろっ！！』

---

藍子「私が追い込まれれば、門矢さんが帰ってくるとか言って・・・その人に私は一時追われていたんです。」

藍子「最近は姿を見なくなりましたけど・・・未だに外見が似た人を見ただけで震えが止まらないんです。」

藍子「でも、これは私がしてしまった事に対する罰なんです。だから、私はそれを受けないといけないんです・・・。」

藍子「だって、そうじゃないと・・・私は、門矢さんに・・・！！」

百目婆ァ「もう良いのじゃ。もう、そこまでにしておくのじゃ。」

百目婆ァ「君の様な心優しき子の涙は儂には堪える。」

百目婆ァ「その優しさからずっとその痛みを人には言えずに抱え込んでいたのじゃな？」

百目婆ァ「もういいのじゃ。無理して笑うのではなく、好きなだけ泣いていいのじゃ。」

百目婆ァ「君が死なせてしまった存在も、君がそやつの死で悲しむ事を望むとも思えん。」

百目婆ァ「だから、泣いていいのじゃ。儂はここにおるからな。」

藍子「お婆さん・・・ううっ、うわぁぁぁぁん・・・。」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

藍子「本当はずっと怖くて、辛くて、寂しくて・・・ずっと泣きたかったんですっ。ぐすっ・・・でも、私にはそんな資格はないって・・・っ。」

百目婆ァ「そんな事はない。誰がなんと言おうと、資格なぞ他人に押し付けられるものじゃない。」

百目婆ァ「自分が泣きたい時に泣き、笑いたい時に笑う。それこそが健やかな人のあるべき姿とは思わぬか？」

<<前のレス[*]｜次のレス[#]>>

1002Res/547.25 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ