過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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631:名無しNIPPER[sage]
2018/08/12(日) 15:36:29.03 ID:A0mj3J2n0
「エリー、言っておくけれど。
 これは、高坂穂乃果さんにもお願いをされたことなの」

 高坂という名字を聞いて、私はもう一度自分の足に力を込めた。
 心配気に私を見上げる妹に軽く微笑みつつ、私は栗原さんに続きを促した。

「もし、これから復活するかもしれないμ'sを任せるとしたら
 それは絢瀬絵里しかいないと
 みんなの支えがあって、自分はリーダーなんて言われてきたけれど
 その自分を一番支えてくれたのはあなただと、
 高坂穂乃果さんは教えてくれました」

 瞳の奥に石ころを詰め込まれて、
 こめかみをドリルか何かでグリグリとされているようなそんな状況下で、
 ひたすらに涙が零れ落ちそうになるのを我慢し続けた。
 穂乃果が自分を評価しているという事実も涙がこぼれそうになる要因ではあったけど、
 それ以上に今まで人付き合いなども他人の意志で、
 ひたすらに流されるままに過ごしてきた自分という存在が情けなくて、
 どうしようもなくて頭を抱えたくなってくるのだけれど、

「まあ、企画のことは置いておいてですが
 エリちゃには断る権利なんてないですからね。
 今までスネをかじってきた分だけ労働してくださいな」


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