過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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923:名無しNIPPER[sage]
2018/11/16(金) 19:59:37.26 ID:5zByhSRP0
 西園寺雪姫ちゃんと二人で真っ暗な道を歩く。
 地獄の一歩手前みたいな場所は、当然街灯など付いていない。
 LED照明などで照らされているわけでもないので、こうして小学生くらいの彼女に
 手を引かれないと歩いてなどいられない。
 暗い場所はトラウマがあるわけではないけれど、かなり苦手。
 たぶん前を歩く彼女がいなければ、この時点でゲームオーバー。
 雪姫ちゃんも暗闇だけでへこたれている私を見て、どのような感情を抱いているかは、
 ほんとう想像でしかないけれど……迂闊にも喧嘩を売ってしまった手前、
 顔に浮かべる態度だけは余裕をかましているように見えるかも知れないけど、
 ぶっちゃけ逃げたい、あまりに逃げたい、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ……。
 そういえば、最近なろう小説と呼ばれるものを読むとU-1とかスパシンとか思い出すけれど
 読者層が同じなのかしらね? ラノベ読みって40代手前がメイン読者だって言うし。
 小さい女の子と一緒に手を引かれながらアラサーを、神様はどのように見ているのだろう?
 そんな思考をしてみると、なんだか面白くなってネガティブな気分が吹っ飛び始めた。
 雪姫ちゃんがどんな表情をしているのかは、暗くてよく見えなけれど。
 おそらくシリアスな表情をしているんだろうなあって思う、彼女って天才子役だし、空気読めるし。
 私がロリっ子に導かれるままに地獄に向かっていることを想像すると、
 なんかエセりゅうおうのおしごと!みたいだなとか考えているとか、絶対わかってない。
 分かってたら絢瀬絵里はこの場で捨てられてる、
 百年の恋も冷めんばかりの勢いで手を跳ね除けられて、このクズがぁ! とかいわれてもしょうがない。


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