過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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938:名無しNIPPER[saga]
2018/11/17(土) 20:52:25.57 ID:Y95m5YSR0
 首を傾げながら、オトノキ時代の記憶を反芻しようとしても、
 ヒナのこととかμ's加入前の記憶はかなりあやふやであるので。
 中学時代までに遡れば、多少なりとも浮かんでくる部分はあるんだけれど、
 あと、絢瀬姉妹がおばあちゃまに引き取られて以降とかね、うん。
 目の前の風景は目まぐるしく移り変わり、やがて希のアパートに進み出た。
 自分の知っている希がある程度キャラ作りであるのは私も認識していて、
 彼女自身もいつの間にかに作ったキャラが自分自身になってもうてなあ?
 なんて会話をしたことがあるけれど。
 驚いたことに陰気、笑う門には福来たるがモットーの彼女とは思えない。
 性格は内向き全開で、目はくぼんでいて、生気をまるで感じられない。
 陰性丸出しの引きこもり基質を如実に表現していて、
 のちのち行動をともにすることになる同一人物か疑わしかった。
 
「これは真実であるの?」
「はい、過去のエピソードは現実そのままである――と、伺ってます」
「……信じられないけれど、ユッキを疑ってるわけじゃないのよ?」

 友人みたいなあだ名で呼んで欲しいとリクエストされ、
 雪穂ちゃんとかぶらない雪姫を尊重したあだ名と思考して、
 結果的にユッキになった。
 他事務所で活躍している筋金入りのジャイアンツファンのアイドルみたいだけど、
 始球式でアンダースロー披露してファンからの失笑を買った人物とは、
 これっぽっちも関係ない、たぶん。

「しかしあの、希さんとは会話をしましたけど……」
「ええ、少なくとも私がよく知っている彼女とはまるで違う」


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