過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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952:名無しNIPPER[saga]
2018/11/18(日) 07:04:10.54 ID:j1GEu/ey0
「辛くて涙を流したと?」
「想像でしかないけれど、それはないわね」
「え? でも……」
「残念ながら、感情が昂ぶると泣くのは――そうね、
 精神的に真っ当な人間の思い上がりなんだと思うわ」

 残念ながら、人間は追い込まれるとだんだんと感覚が麻痺していく。
 どのような苦痛を刻み込まれようとも、認識をしていなければ大したことはない。
 痛みとか苦しみっていうのは――まあ、慣れていくものであるし。
 感覚を閉ざしていけば、精神的に崩壊しない限りはおそらく平気。
 とあるグループが歌った瞑想に堕ちる闇を聞いて、
 まるで自分のようだと例えた亜里沙と、ぎょっとした顔を浮かべた理亞さんの対比は――
 今思い出してもちょっと面白い。

「誰か来ます」
「……おばあさまかしら? 思い出したけれど、
 この時期くらいかしらね、私たちが引き取られることになったのは」
「いえ、子ども……送られてきたデータは……綺羅ツバサ?」
「……あいつこんなところでもしゃしゃり出て」

 おそらくギャルゲーだったらメインヒロインを食わんばかりの勢い。
 これがもしも亜里沙ルートと呼称されるお話なら、
 亜里沙の独白とかの前にあいつの独白が入っちゃうくらいだ。
 でも、そういう作者に優遇されてるキャラって人気でないよね。


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