過去ログ - 照「京ちゃんなんて知らない」京太郎「」
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718:続きは書き上がったら ◆oiHx77pVqQ[saga]
2018/12/02(日) 00:54:44.09 ID:XAKtxQw40


問題は…ないはずだった。








「先輩っ!」


よもや今聞くことはないだろうと思っていた、その反面聞きたかったのだろうその声が、私を呼んでいた。
私が名前呼びを禁じて、慣れない苗字呼びをするでもなく ただ「先輩」と私を呼ぶのは、彼しかいない。

恐る恐る振り向いた私は、どんな顔をしているのだろうか。
そして彼はーー









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

俺はいま、どんな顔をしているんだろうか。
どんな顔をこの人に、顔色一つ変えずに泣き出しそうなこの人に見せているんだろうか。





「どう、して」

震える唇はそう象って声が溢れた。
窓の外で季節を主張する蝉たちの声に紛れて今にも溶け入りそうな声を俺は拾い上げる。


「理由があえて欲しいなら、答えますけど」
絞り出したつもりもないのに、走ったわけでもないのに俺の声もどこか掠れている。

「放っておけるわけ、ないじゃないですか…照さんのこと」



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