過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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107:名無しNIPPER[saga]
2018/12/05(水) 20:52:32.50 ID:KHC8AQuS0
「エニワプロっていう芸能事務所は知ってる?」

 私は首を振る。
 なにそのハニワプロのパチもんみたいな名前は? と怪訝そうな顔をすると、
 実際に生まれた経緯もそういうものであるらしい。
 かの事務所が斜陽化した際に独立した一部の面々が作ったのが、
 話題のタネらしく、独立したのに元ネタにあやかってるじゃない! 
 と、言ってみると誰しもがそう思っているらしく、無駄口を叩くなと睨まれた。
 最初こそ華々しい活躍を見せた芸能人たちの頑張りで、
 それなりの地位を保つことが出来たものの、ハニワプロの業績がV字回復するに従い、
 だんだんと経営が厳しくなってきたらしい。
 もっと業績予測をまともにできる人間がいれば、そもそも独立はしなかったろうけれども、
 まさかハニワプロが亜里沙とか南條さんとかその他諸々の人たちの活躍で、
 経営を立て直すなどとは誰も予測してなかったらしい、そりゃそうだ。
 亜里沙自身でさえ月島歩夢という成功例があるものの、
 長続きなんてするはずもないと当人でさえ思っていたし、
 まだトップ走ってる歩夢ちゃんでさえ、持って3年くらいかなと思ってたらしい。
 転機は仕事を抱えに抱えた結果、現役女子高生というポジションを捨てようとした妹を
 とある人がフォローに入ったことだった。
 もっと早く他の誰かがフォローしてよとはその人の談だけど、
 亜里沙よりもよっぽど優秀で仕事ができた南條さんの手が加わり、
 妹もプロデューサーとして成長を見せた……らしいのだけれど、
 なんで成長したの? チート能力でも付与されたの?

「え? 亜里沙さんが成長を見せた理由?」
「ええ、だって亜里沙ってアレよ? 仕事ができる人間じゃないわよ?」
「元ニートにそんな事言われるのは彼女も心外だと思うけど、
 アレよアレ、あなたに付きまとってたストーカー。
 ゴミはゴミ箱に捨てるものだって気づいて、仕事に感情を持ち込まないようになったって」
「……良かったんだか、悪かったんだか」


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