過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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119:名無しNIPPER[saga]
2018/12/06(木) 21:25:02.43 ID:LffsrmXp0
 誰の導きもなしにこの場に何食わぬ顔をして席についてお茶しているという
 自宅でしかありえなかった光景を目の当たりにし、
 この人は私の知る姉さまなのかと疑問に思わざるを得なかったのです。
 なにせ自宅からすぐにあるセイコーマートに行くのでさえ、
 誰かしら一緒に行かないと道に迷ってしまう方向音痴っぷり。
 顔なじみである人たちは姉さまのアレな姿をよく把握していてくれて、
 ついうっかり姉さまが外出しようとするとすぐさまおまわりさんに連絡が行く始末。
 高校に登校するのでさえ、飼っている犬の補助なしでは一人で行けなかったですが、
 そんな素振りを見せず、毎朝の散歩のついでに高校に行くという言い訳を
 みんなが微笑ましいものを見る感じで聞きつつ見つつしていたのは、
 姉さまだけが知らない事実ではあります。
 ――私が入学した時、あなた一人で高校に行けたの!?
 って先輩に問われてびっくりしたのはね、黒歴史というものですね?

「理亞……ずいぶんと大人びましたね
 やはりと言うべきでしょうか。私自身も過去の自分との違いを認知していますが
 比ではないようです、とりあえず座りなさい」
「はい……」

 見せかけだけの落ち着きっぷりではなく、
 ファンの人とか、姉さまが知らない方が想像する鹿角聖良の体現ぶりに。
 もしかして未だに夢の中にいるのではと、自分に問いかける。
 これがもしやハニワプロの誰かしらの変装で、
 私自身にドッキリを仕掛けていると言われたほうがまだ信用できる。
 インターネットって聞くと、蜘蛛の巣を想像する人ですよ?


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