過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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151:名無しNIPPER[saga]
2018/12/09(日) 09:52:35.32 ID:qcVrnA6J0
 海未が対立行動を取るとすれば、
 それに準じてこちらを攻撃することが予測される星空凛のことを思い出し、
 凛がそのような選択をすれば小泉花陽も同調することが予測され、
 花陽が反応をすれば真姫もそれなりの態度を取り、
 真姫が動けば年齢不詳の毒舌メイドさんが喜んで罵倒をしてくるから、
 絢瀬絵里というシールドは保たないかも知れない。
 私のメンタル面が脆いのは仕方ないにしても、
 基本的に指摘される方に問題がある以上、言われっぱなしになるのは仕方ない。
 理亞ちゃんも自分と対立するのが関わりのある相手だとか、
 仲良く会話している相手だということを既に察知していて、
 おそらく自分の精神面が強固ではなかったという自覚も手伝い、
 私のことを頼ろうとはしてくれているんだろうけれど……いい姉にも、
 いい盾にもそれほどなれそうにもないと自嘲気味に笑った。
 元からいい姉であったか疑問だという内容については、天高く放り投げる。

「先輩の前で聖良姉さまの話をするのは――ためらいがあります」
「いいのよ――でも、それ楽しいお話?」
「優勝確実と言われて地区予選すら突破できずに終わり、
 二年に進級後、スクールアイドルを続けると宣言したにもかかわらず
 誘う友人も居なくて、結局姉さまとトレーニングを重ねる日々の話です」

 すごく楽しくなさそうという感想を抱いたものの、彼女がお話したいということは、
 心の中に抱えているには苦しいエピソードであるのでしょう。
 ラブライブの優勝は果たせなかったものの、
 能力値とスキルはスクールアイドルの中では抜きん出ていた理亞ちゃんは、
 頼りにしきっていた聖良さんを失ったのと、
 今度こそラブライブでの優勝を目指すとの強い意欲に反して、
 誰からも協力が得られない自分にふさぎ込んでいた日々。
 誘われない自分に理由があると笑う彼女も、
 自宅では聖良さんが居たために虚勢を張って通常通りでいたものの、
 校内ではやるせない気持ちに包まれて投げやりに過ごしており、
 周囲にも腫れ物を触るみたいに扱われていたと振り返る。
 心休まる時間はルビィちゃんとの交流とお風呂に入ってる時で、
 その中にもう一つ、とあるクラスメートとの時間をあげた。
 いつまでも続かなかったと自嘲するけれど。


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