過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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名無しNIPPER
[saga]
2018/12/10(月) 15:58:14.68 ID:myA/Y7C00
雪姫ちゃんはその言葉を静かに目を閉じながら聞きながら、
中にいる絢瀬絵里は驚嘆で慌てふためいているのに、
理亞ちゃんにそうと決まったわけではないからとフォローをして、
ツバサにも――もっとしっかりして私をからかうみたいにしてよ、
と、おちゃらけながら言っている。
外見上は絢瀬絵里が言っているだけに、
変なもの食べたんじゃないかみたいなことは、ツバサも考えてはいるだろうけれど、
雪姫ちゃんが全面に出てきたときの自分の強キャラ感が異常。
これほどのスペックを自分が持ち合わせていたのか、
今どきの小学校高学年はこれほど老成しているのかは判断つかないけれど。
「何を目的にして雅がECHOの一員として潜り込んでいるのか。
純真にアイドルとして頑張りたいからであるならば」
「理亞ちゃん落ち着いて。
冷静ではない時にいくら考えても出てくる結論は見当違いであることが多いから」
冷静でないくらいは見て取れるけれど、
落ち着くようにアドバイスをする姿は私から見ても違和感がある。
これがもし、数十分後くらいに私がもとに戻った時に
同じことをして欲しいと願われてしまったらどうしたら良いだろうと思う。
この場における暗澹とした空気は取り払われ、
一度様子を見て誰かしらには情報を伝えることを結論づけ、
でも、誰から情報を流せばいいだろう? とポンコツな私でさえも疑問になり、
ただ、それはあっけらかんとした雪姫ちゃんの言葉ですぐに解決した。
「花陽に伝えてみましょう」
「絵里、あなた冴えてるけれど、え、亜里沙さん掃除でもした?
ハードディスクとか交換した?」
「いいえ、もしかしたらスチームクリーナーで
根詰まりを起こす要因となっていたゴミが取れたのかも知れません……」
「すごいわね……ジャパネ○トで宣伝するべきよ」
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