過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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183:名無しNIPPER[saga]
2018/12/16(日) 18:15:01.43 ID:KrUzi/3Z0
−エヴァぱな会談−
〜世界はエリチカのためにできている〜

 いつからかは定かではないですけど、
 ふと気がつくと希ちゃんのところで働いている自分がいました。
 たしかに以前までのアルバイト生活からは解放されて、
 ひとまず就職を果たして両親を安心させることには成功をした様子ではあります。
 何がしかの違和感が拭えないのは私一人ではないようで、
 雇い主である希ちゃんも、希ちゃんのそばにいる鈴さん(あだ名はベルさん)も、
 私が思い至らない事情は把握しているみたいです。
 それを告げられることがないのは私自身の力不足でもありますし、
 たとえ何を解決することはなくても相談くらいには乗ってあげたいと思うのは、
 自分自身の思い上がりがすぎるというものでしょうか。
 誰からの協力を得られることができなかった海未ちゃんにも、
 力になることを告げてしまったのは、一抹の寂しさというものがあったのは事実です。
 みんなで一歩引いた立場で見守ろうとしていたのに、
 裏切るようなマネをしてしまったのは拭いきれない思いというものが―― 
 今ではない過去にそのようにしなければならない理由がある気がして。
 仕事中だと言うのにため息をついてしまい、
 いけないいけないと集中してなさねばならいことをしようと前を向くと、

「あ、ベルさん」
「花陽ちゃんお疲れみたいね、夜も眠れなかったりするの?」
「無理はしないで、何なら希に言っておくからこき使うなって」
「いいんです。ちょっとくらい無理したほうが嫌なことも忘れられそうで」


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