過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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231:名無しNIPPER[saga]
2018/12/23(日) 19:08:00.75 ID:O8SRoyhI0
 彼女の中でも綺羅ツバサの優れている点は認識しているらしく、
 絵里お姉さんのほうが上です! とフォローはしてくれるけれども、
 客観的に評価をしてみればツバサのほうが私よりも上なのは確実。
 そのツバサが言うのであれば、仮に私たちが売れて評価をされ、
 ECHOに絶対的に勝利をするために必要な要素であることなんでしょう。
 かといって私がちゃんと空気を読み、相手の行動を理解し要望を叶えて、
 さらには人の顔色を窺って上手く立ち回るという行動ができるかどうか。
 どのような行動をすればそれが実行可能であるのか、まったくこれっぽっちも想像できないというのは私の能力値が低いから?

(問い詰め)

 来訪者が増えると地下のレッスン場において寝袋に入り就寝する。
 自分より年下の相手に同じことをさせるのは心苦しいし、
 同じ年の英玲奈やツバサにはきっちり役目がある。
 誰か一人部屋を提供して寝床とし、地下の味気ない場所で睡眠を取るとなれば、
 オチを付けなくても自分がその立場になるというのは言われずとも分かっていた。
 最初のうちはちょっと寂しいとか、寝るときにだけなにか置こうかな?
 とか考えてみたりもしたけど、人間は慣れる動物である。
 ちょっと気合い入れて寝よう! って思うとこてんと意識を失うように寝てしまい、
 朝になると絢瀬絵里が死んでるんじゃないかと思って誰かしら様子を見に来て、
 ぐっすり寝ている私に憤慨する思いを抱え、色んな所を蹴り飛ばされて起床する。
 
(雪姫ちゃんはすごいっていうか……ええと)
(能力があったわけではなく、大人から見て使いやすかったんでしょう
 仕事上都合がいいと言うだけで、才能にあふれていたわけではありません)

 雪姫ちゃんは自嘲をするように笑い。
 その大人びた悔恨入り交じる老成された溜め息の吐きっぷりに、
 よもや私が苦労を掛けてこの状態になっているのかと不安が生じる結果になった。
 彼女の私への評価は先ほどからうなぎのぼりを重ねているけれど、
 私から雪姫ちゃんへの評価もまた同様の行為を続けている。


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