過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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67:名無しNIPPER[saga]
2018/11/29(木) 03:07:05.41 ID:Rq40jsKV0
-園田海未 視点 (前回更新分よりも多少未来のお話です)-

 かねがねから人は行動をする時には何かを失うことを覚悟せねばならない。
 などと自分に言い聞かせているフシがあります。
 このたびの出来事のように、かつての友人たちの意思に背いてさえもやり遂げたい何事かの想いを抱えている。
 まるで言い訳のようではありますが、苦しさを覚えても、卑しさを感じようとも、
 自分が正しいと思った行動を取る――
 どのように反応をされようとも構わない、気をつけていたつもりではあったのですが。
 こと、何故そのようなことをしているのかと怪訝そうな視線を向けられると、
 精神的苦痛を覚えてしまうのは、私の心根もまだまだ幼かったということなのでしょうか?
 私達は現在エニワプロという芸能プロダクションでデビューの準備をしています。
 ハニワプロのバッタ物のようではありますが、実際産まれた経緯はその通りであり、
 一時期無くなる寸前まで追い込まれたかの事務所と同じ道を巡るように、
 現在プロダクションとしての立場は下降の一途を辿っています。
 V字回復したハニワプロと同じように状況を変えるアイドルを心待ちにしていて、
 その期待が私達に寄せられているというのは――
 半分は千歌の、半分はルビィのプロモーションによる弊害と言えば良いのでしょうか。
 私自身が迂闊であった側面はあるのでしょうが、自分は作詞活動に専念できると思ったのです。
 それがよもや作曲担当者とか、自分たちをプロデュースしてくれる相手を探さねばならないとは、
 なんとも辛いところではあります、まるでマネージメントをする経営者のようです。
 一番始めに、芸能界の先輩に挨拶に行くとともに、
 売れっ子タレントである星空凛に協力を仰ぎ――
 自分が彼女から慕われていることを重々承知しているという心根の卑しさは当然あって、
 話題にしてくれるだけでも良いからと根回しをしに行ったら、
 そんなことは絶対にできませんと断られてしまいました。
 エニワプロと敵対関係にある事務所であるから、とか分かりやすいできない理由でもあれば
 断られるのも致し方ない部分はあるんですが。


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