53:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/11(火) 00:23:05.66 ID:AXSptHcQo
「はい……すぐに収録、ですか」
戦いの場には、全く相応しくない会話。
プロデューサーと、アイドルのそれ。
「ビデオ通話で、その映像を……はい……はい」
それが――それこそが、彼に与える。
「……はい、見えました」
プロデューサーに、力を与える。
「――良い、笑顔です」
『CANDY ISLAND!!!』
黒い鎧が、その形を変えていく。
スライドした装甲の下は、ピンクに輝いている。
その輝きは、まるで血の様に鎧を縁取り、白い箇所もピンクに染めていく。
胸に輝いていた三つの宝石は、全てピンクに。
「GYUGGGGGOOOOO!!」
完全に無防備に立つプロデューサーに、カマキリ怪人が詰め寄った。
破壊を生み出す巨大な右腕の鎌。
最早、回避不能な鎌による一撃は、
「すみません、身だしなみを整えていました」
ピンクの光を纏う右のチョップに、付け根から両断された。
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