過去ログ - 男「僕の生徒は亜人だらけ」サレム「例え5回目だとしても私は諦めない」
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人外好き
◆HQmKQahCZs
[saga]
2019/07/04(木) 21:20:43.76 ID:FpIx4iGQ0
黒服の人に連れられて、すごい立派な家の中へ。
そこでは皆が私に敬語を使って、礼儀正しい。だけどどこか怯えているような、飛び掛かってきそうな、ねめつける様なまともじゃない視線を感じる。
道中、黒服の人に説明されたのは私は元々海洋マフィアの娘だけど、マフィアとしての性質に乏しいから部下に託してマフィアとは関係ない生活を送らせてきたってこと。
そしてそんな私が再び呼び戻されたのは私の持ってる力が必要だったから。
わかんないよ。そんなこと言われても理解したくないよ。
助けて、助けて先生。
「ここでお待ちください」
大きな部屋に案内されて独りぼっち。
落ち着いたような、不安なような。
もやもやする感情を抑えきれずに私は部屋の中を落ち着きなく、ぐるぐると泳ぎ回った。
水中でよかった。流れる涙を誰にも見られないから。
不安だよ。怖いよ。悲しいよ。
誰か、ねぇ誰か―――
「お前か」
扉が開けられました。
顔を見られたくなくて私はとっさに顔を背けて両手で抑えました。
この人が、ボスなのかな。
ちらりと見ると、かっこいい一人の男の子がいました。
若いから、ボスじゃないのかな。一体誰なんだろう。
不安4割、恐怖3割、好奇心3割。
私は彼から距離を取りつつ注意深く一挙一動を観察しました。
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