過去ログ - 千歌「ポケットモンスターAqours!」
1- 20
22: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/04/28(日) 14:04:49.11 ID:WoQi+oWD0

鞠莉さんが指示をするとこちらに飛んできたメレシーたちが空中で止まる。


 「ロトトトト! 止められてしまったロト! でも、また逃げればいいロトー!」


再び声が響き渡る。


鞠莉「ふふ、ロトムったらおばかさんね〜」

 「ロト…?」

鞠莉「せっかく隠れてるのに、“テレキネシス”で浮かせたメレシーをこっちに飛ばしてきちゃったら……飛んできた方向の先にいるって言ってるようなものよ?」

曜「あ、確かに……」


浮かび上がったメレシーはたくさんいたけど、それはほぼ私たちの前方で浮いていた。

それが私たちに向かって飛んできたということは、そのメレシーたちを挟んで向かい側にロトムは潜んでいるということで……。


 「ロ、ロト!?!?」


メレシーたちが飛んできた方向の先に向かって、鞠莉さんは指を指す。


鞠莉「ポリゴン! “じゅうりょく”!」

 「ポリ…!」


さっき指示を出さなかった角ばった方のポケモンが、一瞬鈍く光ったと思ったら、

──鞠莉さんの指差した方向の天井から板状の何かが落ちてきた。


 「ロ、ロトー!!」

曜「ロトムだ!」


左手……の様な部位にボールを1個持っている!


鞠莉「ロトム……よくも好き勝手やってくれたわね……」

 「ロ、ロトー! 来るなロトー!」


ロトムはポリゴンの重力を受けて、地面でばたばたとのた打ち回っている。


 「そ、そうだロト!! ポイー!!」

鞠莉「なっ」


ロトムは思いついたかのように持っていたボールを投げ捨てる


曜「あ……!」

 「さぁ、マリー早くボールを追いかけないとロトー」

鞠莉「次から次へと……!!」


そのボールはカツンカツンと音を立てながら転がり、入江内の洞窟に出来た大きな海水溜りへ──


曜「ま、まずい……!!」


私は思わず飛び出した。

──“じゅうりょく”下だから、このままだとボールが沈んでしまう。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1953.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice