過去ログ - 千歌「ポケットモンスターAqours!」
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21: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/04/28(日) 14:03:50.87 ID:WoQi+oWD0

曜「え、返事?」

鞠莉「要求は何!?」

 「週休8日制を要求するロトー あと、おやつを増やせロトー」

鞠莉「あんた、わたしの手持ちで一番おやつ食べてるじゃない!? いつもスターブライト号からポフィン横取りして!!」

 「あれは貰ってるだけロトー」

曜「理由しょうもなっ! というか、喋ってる!?」


機械の合成音声のような音で返って来る言葉が洞窟内に響き渡っている。


鞠莉「図鑑の機械音声を使って喋ってるのよ。コミュニケーションが取れるのはありがたいんだけど……なまじ頭がいいから、手に負えないわね……」

曜「鞠莉さんの手持ちなんですよね?」

鞠莉「むかしっから、なまいきな子で困ってたのよね……あんまり懐かないし……」

曜「…………」


思わず再度ジト目になる。


鞠莉「……最後通告よ、ロトム。ゲコクジョーなんて無駄な考えやめて、出てきなさい」


鞠莉さんの声が、水気を含んだ入江の洞窟内で何度も反響する。

私も改めて洞窟内を見回して、ロトムの姿を探してみる。

随分奥まった場所まで来たけど、視界の端にはちらほらと別の場所から入り込んだ海水溜まりが目に入る。

さっき千歌ちゃんが探していた子が、その水溜りに落ちていたらと考えると少しぞっとするけど……。

そんなことを考えながら、ロトムを探して視線を彷徨わせていると──


 「い・や・だ・ロトー!」


突然そんな声と共に洞窟の岩がフワリと空中に浮かんだ。


曜「!? な、なに!?」


──いや、違う。浮かんだのは岩じゃない!!


曜「メレシーが飛んでる!?」

鞠莉「“テレキネシス”か……あくまで抵抗するっていうのね」


どうやら、鞠莉さんの口振りからすると、ロトムが“テレキネシス”という技でメレシーたちを浮かせたらしい。

 「ロトー!!」

ロトムの声と共にメレシーたちが一斉にこっちに飛んでくる。


曜「わわ!?」

鞠莉「出てきて、キルリア、ポリゴン」


そんな状況に臆することもなく、鞠莉さんは腰からボールを2つ放つ。


 「キルゥー!」「ポリリ…」


ボールから、飛び出したポケモンが方や元気な声をあげ、方や角ばったポケモンが静かな鳴き声で低空を浮遊しながら飛び出す。


鞠莉「キルリア! “ねんりき”!」
 「キル」



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