過去ログ - 千歌「ポケットモンスターAqours!」
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6: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/04/28(日) 12:29:47.65 ID:WoQi+oWD0

私は曜ちゃんに返事をしながら、しいたけをボールに戻す。

……あ、“モンスターボール”の説明って必要かな?

ポケモンはモンスターボールって言う小さなカプセルに入れて、持ち歩くことが出来ます。

ボールに入れたポケモンはポケットに入ってしまうから、ポケットモンスター──通称ポケモンって言うらしいんだよね。

なんでこんなボールに入っちゃうのか、不思議だよね。確かその理屈を学校の先生が前に言ってたような──


曜「千歌ちゃーん! いくよー!」

千歌「あ、うん!」


……ま、いっか。どうせ後で先生にも会うし。

私は曜ちゃんに引っ張りあげて貰って、ラプラスの背に乗る。


曜「ラプラス、いける?」
 「キュゥ〜」

曜「よぉーっし! 全速前進! ヨーソロー!」
 「キュゥ〜♪」


ラプラスは曜ちゃんの掛け声と共に海の上を走り出した。





    *    *    *





──ウラノホシタウンは海に囲まれた自然豊かな町です。

まあ、自然豊かななんて言うと聞こえはいいけど、逆に言うなら周りには海しかない。

そんなウラノホシだけど、離れの島には研究所があります。

その名も『オハラ研究所』

最近建ったばっかりの新設研究所で、そこの博士も最近博士になったと言うオハラ博士。

何を隠そう、私たちはオハラ博士からの依頼で集められた選ばれた新人トレーナーなのです!


曜「えへへ」


ラプラスの背で揺られながら、空でみゃーみゃーと鳴いているキャモメの群れをぼんやり眺めていると、突然前に座っていた曜ちゃんが一人笑う。


千歌「どしたのー?」

曜「んー、なんかワクワクしちゃってさ!」


曜ちゃんは目を輝かせながら、陽光をキラキラと反射する海に目を向けている。


曜「やっと旅に出られるんだなって! それも千歌ちゃんと同じ日に!」

千歌「曜ちゃん……うん、私も嬉しい」


ラプラスの背の上で曜ちゃんが楽しそうにくるくると回る


千歌「よ、よーちゃんっ 危ないよ」


私の声を聞いてか、曜ちゃんは不安定なラプラスの背の上でピタリと止まって、今度は私の顔を見つめてくる。



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