過去ログ - 千歌「ポケットモンスターAqours!」
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7: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/04/28(日) 12:30:56.96 ID:WoQi+oWD0

曜「千歌ちゃん、覚えてる? 子供の頃、よく一緒に冒険ごっこしたよね」

千歌「あ、うん! 隣のウチウラシティまで、しいたけ連れて冒険に行ってたよね!」


幼馴染との在りし日のことを脳裏に思い出しながら。


曜「子供の頃は野生のポケモンに襲われたら大変だからって言われて、あんまり遠くまでいけなかったけど……今度は違うんだって、そう思ったら何か嬉しくて!」

千歌「そっか」

曜「千歌ちゃんは旅に出たら何したい?」

千歌「えっへへ、とりあえずなんかすごい感じになりたいかな!」

曜「あはは、なんか千歌ちゃんらしいね! 私は船乗りのパパみたいに、世界中の海をラプラスと一緒に冒険できたらなーって思ってる!」
 「キュー♪」

千歌「そっかそっか! あとね、旅にワクワクしてるのは私も曜ちゃんと同じだよ。ずっと、憧れてたんだもん」


ポケモンを貰って、旅に出る。それは子供たち、みんなの憧れ。


千歌「この辺は研究所もなかったし、オハラ博士のお陰だよねっ」

曜「研究所がないと、初心者用ポケモンってもらえないしね。普通の子は10歳くらいで旅に出るみたいだけど……」

千歌「この辺あんまり人いないもんねぇ。10歳のときは研究所でポケモンを貰って旅に出る、なんて考えてもみなかったけど、まさに地獄に仏……!! あ、いや、でもウラノホシはいい町だから、天国に仏……?」

曜「なんかいろいろごちゃごちゃだね……」

千歌「と、とにかくっ! 今回はなんせ博士直々の御指名だもんねっ!」


──そうなんです。今回の旅は博士直々にチカと曜ちゃんに依頼が来たのです。


曜「って、言い切っちゃうと語弊があるけどね」


曜ちゃんがそんな風に補足を入れる。

正確にはウラノホシタウンの子供たちにオハラ博士から依頼されたんです。


千歌「この辺、そもそも子供も少ないから、たまたまこの辺に珍しく住んでる子供たちってことでチカたちにお願いしてきたんだろうけど……でも、ラッキーだったよね!」

曜「聞いた話だと、一応他の町からも何人か来るらしいけど……」

千歌「そうなの?」

曜「うん。隣のウチウラシティから一人。それと、もっと遠くから、もう一人って言ってたかな」

千歌「えっと……確か、ウラノホシから旅立つのは私と曜ちゃんと……ちょっと遅れて花丸ちゃんとルビィちゃんが、ポケモンを貰うって話になってるんだっけ」


共通の幼馴染の名前を挙げながら、指折り数える。


曜「うん、私はそう聞いてるかな。だから、さっきの2人を含めて、6人だね」

千歌「普通って、多くても3人くらいなんじゃないっけ?」

曜「私もそう思ったけど……まあ、オハラ博士もいろいろ事情があるってことじゃないかな。それも含めて今から聞きに行こうってことだしさ」

千歌「それもそっか」


のんびりと海を行くラプラスの背中の上で、目線をあげると……その先に目的地のアワシマが近づいてきていました。





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