過去ログ - 千歌「ポケットモンスターAqours!」
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849: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/10(金) 01:59:15.84 ID:Q+x1d3Jo0

そして、照らされた室内の奥の方から人影が──


 「お待ちしていましたよ」

千歌「……え?」

ダイヤ「……な……」


歩いてきた人物の姿と、声を聞いて、

私とダイヤさんは絶句した。


千歌「嘘……え? え?」

ダイヤ「……貴方が黒幕だったのですね──」


ダイヤさんが鋭く睨みつける。


聖良「お久しぶりです。千歌さん、ダイヤさん」


それは、ダリアシティで出会った研究者のお姉さん──聖良さんだった。





    *    *    *





……待って、え? 聖良さんがルビィちゃんを攫ったってこと……?

予想外のことに頭が追いつかない。

そもそもここはグレイブ団の飛空挺で……。


千歌「ま、待って……! 聖良さん、私がグレイブ団に襲われてるところ、助けてくれたじゃないですか……!?」

聖良「……ああ、確かに追い込まれて出てきたところを助けた風な舞台を用意したことがありましたね」

千歌「……ぶ、舞台……? ……用意……?」

聖良「千歌さんがグレイブ団と敵対しているというのは、コメコの森の一件以来、私の耳にも届いていたんですよ? いろいろ話が聞けそうだったので、手荒なことをしては警戒されると思って、少々演出させてもらいましたけど」

千歌「そんな……」


じゃあ、あれは全部演技……?


ダイヤ「聖良さん……貴方は良い研究者だと関心していましたのに」

聖良「それは光栄ですね」

ダイヤ「ずっと疑問だったのですわ。研究所での異常に手際のよかった襲撃……やっと理解出来ました。貴方は最初から、わたくしたちをルビィから引き離す役割を担っていた……!!」

聖良「鞠莉さんに意見が聞きたかったのは本当ですけどね」

ダイヤ「鞠莉さんとのアポの手違いもルビィたちが研究所に来るタイミングを見計らって仕組んだもの。そして、研究所内での戦闘中、研究所の外にリングマを放ったのも……全て貴方だったのですわね……!! それもこれも、最初から……ルビィを攫うために……!!」

聖良「正確には『クロサワの巫女』を、ですが」

ダイヤ「……! 貴方は一体何をしようとしているのですか……!!」

聖良「まあ、落ち着いてください。どちらにしろ、この壁は壊せませんよ」


……確かに、さっきからアブソルが何度も攻撃しているのに、傷一つ付いていない。



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