過去ログ - 千歌「ポケットモンスターAqours!」
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/11(土) 03:07:53.37 ID:XqTkDbxP0
扉を思いっきり開け放つが──
「ハズレロト」
善子「…………」
「これで20部屋ロト。さすがに運が悪すぎないかロト?」
善子「うっさいわね! 私くじ運がないのよ……」
こんなところで堕天使の本懐を発揮しなくてもいいのに……。
私は中層部から上に向かう通路を虱潰しにしているはずなのに、一向にターゲットが居る場所を引き当てられずにいた。
善子「とにかく……次よ、次!!」
最上階でやや天井の高い通路に再び身を躍らせると──
「────ぁぁぁぁぁ……!!」
善子「……ん?」
何かが聞こえてくる。
善子「……声……?」
「ロ、ロト!? よ、善子ちゃん!」
善子「ヨハネよ!!」
ロトムが前方を促す、釣られて視線を移すと、通路の向こう側の上方に影、
善子「──って、あれって!?」
「キィィィイイイイィィィィィィィィ!!!!!!!!!」
千歌「わああぁあぁぁぁぁぁ!!?!? や、やめてぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!!」
善子「千歌!?」
宙吊りで逆さまの状態の千歌がこっちに向かって飛んできている。
そしてその千歌の脚を掴んで、高速で飛翔しているのは──
善子「……!! あいつ!! オンバーン!!」
いつか、音ノ木で会敵したオンバーンの姿だった。
──これも運命ってことかしらね。
私はボールを放る。
善子「行くわよ、アブソル!!」
「ソルッ!!!」
善子「“かまいたち”!!」
「ソルッ!!!!」
アブソルが頭を振るうと、空気の刃がオンバーンに向かって飛んでいく。
「キィイィィィィィィ!!!!!!」
だが、空刃はオンバーンが音波を発することによって相殺される、
そして、その拍子に──
千歌「──いっ!?」
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