過去ログ - 千歌「ポケットモンスターAqours!」
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/11(土) 12:22:49.71 ID:XqTkDbxP0
あれだけ、猛攻を続けていたオンバーンが何故急に大人しくなる……?
急な温度差によって陽炎の揺らめく先にいるオンバーンに目を凝らす。
すると──オンバーンの翼に、何かキラキラとした輝きのようなものが収束し始めていた。
善子「……!? や、やばっ!? あれって、もしかして!!?」
「ギキィィィィィィィ!!!!!!!!」
オンバーンが雄叫びと共に、高速でその場を飛び出した。
善子「──“ゴッドバード”!!?」
ひこうエネルギーを限界までチャージして、突進と共に放つひこうタイプ最強クラスの大技だ。
善子「全員退避──」
だが、指示も虚しく、
善子「……っ!!」
膨れ上がったエネルギーが通路側から溢れて、爆発を起こす。
「ムマァーージ!?!?」「シャンディ…!!!」「ヒュォォ…!?」
手持ちたちが室内に向かって吹き飛ばされる。
「カァカァーーー!!!!!」
善子「ドンカラス!! 気合いで持ちこたえなさいっ!!」
私の掴まっているドンカラスも例外ではない。
急なエネルギーの爆発の余波を受け、バランスを崩したドンカラスごと空中でぐるぐると回転している。
善子「ドンカラスッ!!!!」
「カァーーー!!!!!」
私が必死に叫ぶと、ドンカラスは羽を思いっ切り羽ばたかせ、どうにか姿勢を保とうとする。
お陰で、徐々にブレる視界が元に戻って──
「ギキィ……!!!!!!」
善子「……!!」
──その視界に飛び込んできたのは、オンバーン。
ヤバイ、この距離での追撃は、無理だ。捌ききれない。
──キィィィィ……
“ばくおんぱ”の予兆音。
千歌「──“ブレイブバード”ッ!!!」
「ピィィイィィィィィィ!!!!!!!」
「ギキィ!?」
善子「!!」
そんな窮地を救ってくれたのはまたしても千歌とムクホークだった。
上から急降下で突撃して、オンバーンを下方に突き飛ばす。
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