過去ログ - 千歌「ポケットモンスターAqours!」
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964: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/11(土) 13:07:39.99 ID:XqTkDbxP0

全く……いつまで経っても緊張感がないのですから……。

……いえ、緊張感がないのは雰囲気だけで、実際3人とも緊張はしているのですが。

準備は入念にしてきたし、果南さんも普段旅をしている間は連れていない、戦闘用のフルメンバーをしっかり揃えてきているのは何よりの証拠。

鞠莉さんに至っては彼女自身もフル装備です。左腕にはスナッチマシーン、右腕にはミラクルシューターを装備している。右耳に付けている貝殻をあしらったピアスは……鞠莉さん用に拵えたキーストーンですわね。

鞠莉さんは今も移動しながら、簡易的な工具を使って、スナッチマシーンに調整を施している。

ここにいる誰も使ったことがないアイテムである以上、ぶっつけ本番での使用に耐えうるのかは不安要素ではありますが……。

そして、緊張しているのは、わたくしも──

震える右手を握り込む。

これはきっと武者震いですわ……。


ダイヤ「果南さん! 鞠莉さん!」

果南「ん?」
鞠莉「なに? ダイヤ」

ダイヤ「……絶対に勝ちますわよ……!」

果南「もちろん」
鞠莉「Yes!! そのつもりだヨ!」


わたくしたちは入江内部に突入し、そのままわたくしが先導する形で突き進む。

入江内の天井や壁には、いつもの輝きはほとんどない状態だった。


鞠莉「Carbinkたち……ほとんどいないわね……」
 (*Carbink=メレシーの英名)

ダイヤ「恐らく強大なポケモンのエネルギーに驚いて隠れてしまったのでしょう……」


逆に言うなら、報告通り、ここにパルキアが来ているということだ。


ダイヤ「急ぎましょう……!」





    *    *    *





入江の陸に降り立って、洞窟内を3人で駆ける。


鞠莉「ダイヤ、今どこに向かってるの!?」

ダイヤ「祠ですわ」

果南「祠?」

ダイヤ「この洞窟の奥には、ディアンシー様を祀る祠があるのですわ」

鞠莉「ナニソレ初耳なんだけど」

ダイヤ「基本的にはクロサワの一族しか知りませんからね」

果南「でも、聖良はそこに辿り着けてるのかな?」

ダイヤ「これだけ大規模な計画を練っていた人物です。まさか入江内の調査を全くしていないとは考えにくいですわ」

果南「ま、それは確かに……」


3人で駆けていると、ある場所にメレシーたちが集まっているのを発見する。



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