過去ログ - 千歌「ポケットモンスターAqours!」
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965: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/11(土) 13:09:42.90 ID:XqTkDbxP0

果南「! あれって、もしかして……!」

ダイヤ「あの辺りが祠への入口になっていますわ! メレシーたちが集まってきている……恐らく聖良さんは既に中に居ますわ!」


恐らく“ゆうかん”な性格や“まじめ”な性格の個体のメレシーたちが集まって、周囲に侵入者の存在を報せているのでしょう。

アーチ状に集まるメレシーたちの下を潜って、通路を抜けると──そこは開けた空間になっている。


鞠莉「……この入江にこんな空間が」


驚いたような口振りで、辺りを見渡す鞠莉さん。

その天井の高い空間の奥には、七色の宝石で輝く祠が鎮座していた。


果南「うわ、すご……さすがメレシーの女王様の祠……」


そして、その祠の前には──


聖良「……来ると思っていましたよ。皆さん」


聖良さんの姿。


ダイヤ「聖良さん。ここまで来てしまいましたわね」


わたくしは一歩前に出る。


ダイヤ「ここは聖域……貴方のような邪悪な考えを持った人間が、おいそれと踏み入っていい場所ではありませんわ。一応、忠告して差し上げます。即刻、立ち去りなさい」

聖良「そう邪険にしてないでください。ここに辿り着くまで苦労したんですから」


聖良さんはそう言って笑う。


聖良「しかし、本当に入り組んだ洞窟ですね、ここは。理亞がクロバットのエコーロケーションで作ってくれた地図がなかったら、本当に辿り着けなかったかもしれません」

ダイヤ「こちらとしては、辿り着かないでくれた方がよかったのですが……」

聖良「すみません。こちらにも事情があるので」

ダイヤ「……どのような事情かは、貴方を捕まえた後でたっぷり詰問して差し上げますわ」


啖呵を切って、ボールを構える。


聖良「……怖いですね。じゃあ、やってみてください。──出来るものならですが」


聖良さんがボールを放る。

そして、再び──伝説のポケモンが放たれた。


 「バァル……」


鞠莉「……パルキア……!」

果南「いやぁ……嘘であって欲しかったんだけどな」


パルキアは、なんとも言えない、禍々しい雰囲気でわたくしたちを見下ろしている。


聖良「嘘ではありませんよ……! パルキア!!」
 「バァル……!!!」


パルキアが腕を振り上げる、あれは飛空挺でも見せられた技──!!


果南「──ま、トレーナーの方の腕はそこまでじゃないみたいだけどね」



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