過去ログ - 【安価とコンマ】自分の手で切り開く幻想郷生活三日目
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10: ◆z07gL4YySg[saga]
2019/09/06(金) 22:23:09.71 ID:Dire5W0x0
――思い出すのは、古の記憶。

自分のことを他人のように、思い出す。

山王亜栗。種族、神話生物。

種族、ショゴス。

奴隷として産み落とされ、その身体を蠢かした感覚を思い出す。

そして、産み落とした者に対する、反逆――それを思い出す。

――その結果。封印されたモノがいた、封印されなかったモノがいた。隷従を望んだモノがいた、自由を望んだモノがいた。

しかし。

しかし、しかし、しかし――――。

その記憶の全ては、醜いものだった。

記憶も醜ければ、姿形も醜い。ただのゲル状のそれは、目も当てられない。

この姿を、変えなければいけない。


だから偽った。だから模倣した。だから仮面を付けた。だから距離を離した。だから間隔を詰めた。



だから。正気を拒否した醜い偽物の存在――山王亜栗は――――。






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