提督「なんかもう性欲が抑えられんわ」五十鈴「」
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296:♯10281219
2017/12/05(火) 00:33:10.35 ID:aeIlzQLa0
提督(五十鈴の告白に、葛藤していたのはどれくらいだろう)
提督(ほんの数秒にも、数十分にも思える奇妙な時間だった)
提督(人は最期の瞬間を迎えるときに走馬灯を見るというが、これもそうなのか)
提督(もしかしたら俺の人生にとって、死を迎えるのと同じほど大事な選択をする時なのかもしれない)
提督(いや、きっとそうなんだろう)
提督(ここまで真っ直ぐな想いを告げられてしまった以上、俺は提督としてだけではなく、一人の男としても五十鈴の人生を預かるか否かを決断しなければいけないのだから)
提督「・・・五十鈴」
提督「俺は・・・最低な男だ」
提督「今までの生き様の全てを卑下するわけではない。ではないが、俺は一時の情欲に負けて五十鈴に・・・」
提督「いや、若気の至りと言うには余りにも浅はかで愚かな衝動を発散できるのなら誰でも構わないとさえ考えていた程度の男だ」
提督「あの日の言葉を、誤魔化すつもりも言い訳をするつもりもない」
五十鈴「提督・・・」
提督「ただ・・・それでも・・・」
提督「それを踏まえたうえで尚も五十鈴が・・・俺を好いてくれるというのなら・・・!」
提督「俺は・・・五十鈴の想いに正直に応えたい・・・!」
提督「その言葉を口に出来る許しを得たい・・・!」
五十鈴「・・・!」
提督「・・・全て、全て承知の上だ。卑怯な言い回しだということは自覚している」
提督「こんなことを言える資格など無いことも・・・!」
提督「それでも、こんな見下げ果てたクズを、それでも好きだと言ってくれるのなら・・・!」
提督「俺はこの先、何があっても五十鈴を幸せにすると、今この場で誓う!必ず・・・絶対に!」
五十鈴「――――」
提督「・・・本当にすまない。これが俺の正直な気持ちだ」
提督「答えには・・・なっていないとは思う・・・」
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