【艦これ】大鳳「衣食住に娯楽の揃った鎮守府」浦風「深海棲艦も居るんじゃ」
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117: ◆UeZ8dRl.OE[saga sage]
2015/09/18(金) 19:36:59.10 ID:hC5DXbFR0
「提督よ」

「何だ?」

「深海棲艦の泊地なんかは空気が澱んでいるように感じたものだ。ここは、それと同じモノを感じるぜ?」

「知る限り、少なくとも五人は死んでる踏切だ。そう感じるのもおかしくはないかもしれん」

「成る程、確かにコレは少し涼しいな。霊気と冷気、読みは一緒か」

「一人で納得してないで俺にも分かるように説明しろ。お前、最初の場所から全部何か見えてるだろ」

「説明しろと言われると難しいが……そうだな、比叡の玉子焼きが一番近いか」

「アレか、そりゃ見えなくて正解だな」

「――なぁ、相棒」

「どうした?」

 次の言葉を口にはせず、武蔵は提督の腕を取る。
 その顔に浮かぶのは恐怖や怯えではなく、哀れみだった。

「さて、姉同様に妹も怖がったところで、帰るか」

「おい、別に私は怖がってなど……しかしまぁ、帰るのに異論は無い」




 もうすぐ空が白み始めそうな頃、二人は並んで帰路に着く。
 真に怖いのは後悔や無念を残したまま、その瞬間を迎えることだと再認識しながら。


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