【艦これ】大鳳「衣食住に娯楽の揃った鎮守府」浦風「深海棲艦も居るんじゃ」
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◆UeZ8dRl.OE
[saga sage]
2015/10/01(木) 22:08:13.60 ID:Dd1d6/Cz0
「千歳お姉、このぐらいあれば十分かな?」
「そうね、十分じゃないかしら」
やっていることは落ち葉の掃除。しかし、その目的は掃除に非ず。
古今東西九割の女性に愛される甘いもの。その中でも秋から冬にかけて主に食べられ、トラックで売り回る者も居る人気の品。
そう、何を隠そうそれは――。
「焼き芋楽しみだね」
「えぇ、お酒もあれば最高なんでしょうけど」
「ダメだよ千歳お姉、後片付けもあるんだから」
「はいはい、分かってます――あら?」
視界の端にチラリと見えた春の色。
消えた方に視線を向ければ、物陰からこっそり様子を窺おうとしてまた隠れる艦娘の姿があった。
「別に隠れなくても大丈夫だから、こっちで一緒に待たない?」
「……い、いいんですか?」
「何だ、春雨ちゃんだったのね」
「私モ居ルゾ」
「えーっと……リスの着ぐるみ、なの?」
「鳳翔さんが作ってくれたんです。クーちゃんも気に入ったみたいで」
「アァ、悪クナイ」
「こうしてみるとホント、あんなに苦労させられた相手とは思えないよね」
「今は頼りになる……マスコット、かしら?」
「マスコットナラ春雨ニコノ着グルミヲ着セテオケ」
「そういう扱いはされたくないなぁ……」
「――そろそろ焼けそうじゃない?」
「あっ、ホントだ。千歳お姉、新聞紙出して」
「はいはい」
「私も手伝います」
「じゃあ春雨ちゃんも焼き芋を取り出していって」
落ち葉の中から回収されていくアルミホイルに包まれた芋達。
それは相当な量であり、とても三人で食べきれる量ではなかった。
「さてと、じゃあ焼いた者の特権で一番は千代田達でいいよね?」
「どうせもう嗅ぎ付けてる人達も居るでしょうし、いいんじゃない?」
「私も、貰ってもいいんですか?」
「いいのいいの、どうせ皆で食べようと思ってたんだもの」
「じゃあ、改めて――」
「「「いただきます」」」
――――はぁ〜……やっぱり秋は焼き芋よね〜。
――――芋焼酎、まだあったかしら?
――――ち〜と〜せ〜お〜ね〜え〜?
――――ふふっ、冗談です。
――――(甘くて美味しい〜)
――――(焼キ春雨……無イカ)
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