【艦これ】大鳳「衣食住に娯楽の揃った鎮守府」浦風「深海棲艦も居るんじゃ」
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149: ◆UeZ8dRl.OE[saga sage]
2015/10/01(木) 22:08:49.58 ID:Dd1d6/Cz0
 片手で水風船をポンポンと弾ませながら特徴的なアホ毛を揺らして歩く浴衣姿の美女と、イカ焼きにかぶり付きながら次の獲物を探すこれまた浴衣姿の美女。
 その二人の間で袋の中を泳ぐ金魚を眺める小さな女の子は、イカ焼きを食べる美女に瓜二つだった。
 浴衣はそれぞれ白に椿、藍に猫の手と猫じゃらし、ピンクに猫という柄で、普段の印象を完全に覆い隠しているのは一人だけである。
 その三人の少し後方で歩く男と少女もまた、浴衣を着ていた。
 紺一色の浴衣を着た男は荷持ち兼財布役、淡い紫にウサギの絵の柄が入っている浴衣を着た少女は電話で誰かと連絡を取り合っている様子だ。

「多摩、どう考えてもこの並びおかしいクマ」

「問題ないにゃ、むしろ球磨と漣で歩かせた方が面倒にゃ」

「漣が子供っぽく振る舞ってくれたら大丈夫だクマ」

「100パー無理な話にゃ」

「? 何の話してるのにゃ?」

「綺麗な女は罪作りって話クマ」

「馬鹿は死んでも治らないって話にゃ」

「姉に向かって馬鹿とは何だクマー」

「その下り飽きたにゃ」

「そりゃ奇遇だクマ」

 半分食べたイカ焼きを娘に渡し、多摩は後ろへ視線を向ける。
 その視線は簡単に目的の人物と交わり、それだけで意志疎通は完了した。
 一瞬で行われた一連の流れを横目に見ていた球磨は、やっぱり二人は夫婦なのだと改めて認識する。

「――はい、わたがし」

「ありがとにゃ」

「子多摩と球磨君も、はい」

「わたがしにゃー」

「金魚は球磨が預かるクマ」

「いいよ、僕が持げふっ!?」

「ご主人様ー? 私のが見当たらないんですがー?」

「さ、漣君電話してたから後の方がいいかと思って……」

「今すぐ、ナウ、ハリー、買って来やがって下さい」

「はい……」

「――さて、球磨と子多摩はあっちで面白い催しやるそうなんで付き合って下さいね」

「成る程、その為の電話してたクマね」

「何やるのにゃ?」

「それは行ってからのお楽しみってことで。じゃあ多摩、行ってきますねー」

「別にそんな気を遣ってくれなくても良かったにゃ。……でも、ありがとにゃ」




――――浴衣姿、いくら見ても飽きないや。

 ――――花火上がってる時ぐらいは花火見るにゃ。

――――何見るかなんて僕の勝手でしょ?

 ――――……バカ。


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