【艦これ】大鳳「衣食住に娯楽の揃った鎮守府」浦風「深海棲艦も居るんじゃ」
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682: ◆UeZ8dRl.OE[sage saga]
2017/06/26(月) 00:04:58.51 ID:rrDMXnbz0
とりあえず買う。そして積む。買う。積む。買う。積む。積む。積む。
 つむつむと書くと繋げれば消えそうだが、実際は溜まる一方で減りはしない。
 片っ端から色々な場所に寄贈しているものの、それすら追い付かない。
 挙げ句の果てには他鎮守府のハチとネットワークを作り本を交換し始め、更に収拾がつかなくなっていた。 
 流石にこれはマズイとイムヤ達が提督に相談した結果、彼女は今とある場所に連れてこられていた。

「提督、ここは?」
 
「どっかの兎がコツコツ貯めた金を使って建てた施設だ。歳を取ると、こういうことがしたくなるらしい」

「それ、聞かれたら首刈られますよ」

 自分達の住む場所で聞きなれた、元気な子供の声。その施設の敷地に二人が足を踏み入れると、声はピタリと止んだ。
 
「……どちら様ですか?」
 
「警戒しなくていい、兎のお姉ちゃんの知り合いだよ。今日はアイツに頼まれてな、コイツを連れてきた」

 周囲の子供より少し年上と判断できる少女が、恐る恐る二人の素性を尋ねる。明らかにその後ろで怯えている子供達の警戒も解こうと、提督はしゃがんでから笑顔でここの事実上の責任者と知り合いだと告げる。
 その態度よりも寧ろ、横に立つハチの似合わないことをしているなという顔を見て少女は警戒を解いた。

「話は聞いてます。こちらへどうぞ」
 
 広い庭の奥に見える建物へと歩いていく栗色の髪の少女。その背を追いながら、ハチは提督に問うような視線を送るが、頭を振って答えるだけだった。


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