【艦これ】大鳳「衣食住に娯楽の揃った鎮守府」浦風「深海棲艦も居るんじゃ」
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683: ◆UeZ8dRl.OE[sage saga]
2017/06/26(月) 00:05:43.43 ID:rrDMXnbz0
「よく来たね、あの嬢ちゃんから話は聞いてるよ。そっちの子がそうかい?」
 
「えぇ、期待に添えると思いますよ」

 通された部屋で待っていたのは、絵本に出てくる魔女のような老婆だった。ニタリと笑うその魔女にハチを差し出す提督。
 どういうことか説明してくれと今度は涙目で訴えるように見てくるハチに、彼は先程案内してくれた少女を視線で示した。

「お前の得た知識、どうせなら役立ててみないか?」
 
「その子の先生になれ、ということですか?」
 
「その子だけじゃないよ、ここの子全員さね」
 
「人に教えた経験なんて無いです」
 
「別に教師になれとはいってない、ただお前が知っていることを話してやればいいんだ」

 言葉にしての会話と、言葉にしない会話。鋭い眼で二人の会話を聞く老婆は、昔から知っているひねくれものの人を見る目は濁っちゃいないと再認識していた。

(この子達の事情を真っ先に聞こうとしたらすぐに叩き出そうと思ったんだけどねぇ、一応頭は使えるみたいじゃないか)

「――連れてこられた理由は分かりました。でも、それは私じゃなくてその子達が決めることじゃないでしょうか」

「だそうだよ。アンタはどうだい?」

「……私は――」


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