【艦これ】大鳳「衣食住に娯楽の揃った鎮守府」浦風「深海棲艦も居るんじゃ」
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777: ◆UeZ8dRl.OE[sage saga]
2018/03/12(月) 00:57:28.95 ID:FJwxr0YXO
「うーちゃん、人間とか正直どうなろうが知ったこっちゃないぴょん」

「はっはっは、そりゃ困ったな」

 私達の出会いは、こんな風だった。今よりもひねくれていた私と、今よりも能天気な当時は少将だった元帥。
 協力的な艦娘達に対してですら、何か化物を見るような視線が大半だというのに、非協力的な私にしつこく話しかけてきたのが、あの人だった。
 不自由はないか、飯はどうだ、好きなものはあるか、気になるものはあるか、とにかくついてきて話しかけてくるので凄く鬱陶しいと何度も思った。
 どうせ戦わせる為のご機嫌取りだろう、そう思って意地悪なことも何度も言った。しかし、予想に反してある程度は要望に応え、出来ないときは“今は無理だ”と頭を下げてきた。
 それでも当時の私は意地が悪く、酷いことを言ったり、変わらず非協力的な姿勢を貫いていた。今にして思えば、見た目通り子供だったのだと思う。
 やがて、少しずつ深海棲艦との戦いに艦娘が投入され、私にも出撃命令が出された。
 行かない、と口にした私を、あの人は叱責した。行け、責務を果たせ、と。結局他の人間と変わらない、所詮はコイツもただ戦わせたいだけだったんだと思った。何故か胸が苦しくなったのを無理矢理誤魔化すように、私は海に出た。
 あまり語られてはいないが、私を含めた“始まりの艦娘”は最初からそこそこの強さと僅かながら特異な能力を持っていた。それでも苦戦するほどに、最初期の戦況は壮絶だった。
 ――だから、そこへ送り込むという選択しかなかったあの人の心中など、あの時の私はこれっぽっちも知りはしなかった。


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