【艦これ】大鳳「衣食住に娯楽の揃った鎮守府」浦風「深海棲艦も居るんじゃ」
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785: ◆7xTYM/aOv2[sage saga]
2018/04/30(月) 19:31:09.84 ID:/YlOTnzV0
 提督が目を覚ました時、彼女はもうそこに居た。いつものスマホは携帯しておらず、その視線は彼だけに向けられている。
 表情に翳りがあるわけでもなく、何か思い詰めた表情をしている訳でもない。それだというのに、提督が彼女を抱き締めたのは、何度もその目を見てきたからかもしれない。

「今日は朝からどうした」

「司令官の顔が見たくなったの」

「こんな面で良ければ好きなだけ見とけ」

「うん」

 綺麗な桃色の瞳に見下ろされながら、ただただ彼女が満足するまで待つ。大抵は五分もすればいつものイムヤに戻るので、あまり提督も気にはしていなかった。
 しかし、この日はどこか様子が違っていた。

「――ねぇ、司令官」

「ん?」

「イムヤのこと、ずっと忘れずに居てくれる?」

「そんな薄情な奴だと思うか?」

「言葉ではどうとでも言えるもの」

「じゃあどうして欲しいんだ」

 聞いてから提督は気付く。それはこの鎮守府で何度も感じ、その度に大変な目に遭った感覚。
 ――狙われている、という感覚に。



――――忘れられないように、するの。


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