【R-18】由比ヶ浜結衣はレベルが上がりやすい
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410:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga]
2015/11/20(金) 08:35:29.39 ID:mBTmE8IN0

「謝罪も含めて、由比ヶ浜と話したいことがあるんだ……大事なことを、話さなきゃいけない。 だから水差したこと、由比ヶ浜のことも、許してほしい」

言って、腰を曲げ頭を下げる。
謝意と罪悪感、それらを混ぜて作り上げた即席の誠意。その形。
これで足りないなら、何時かのテニスコートでやり損ねた土下座だってやってやる。

誠意なんて知らない俺の、それでも出来うる限りの誠実さ。
歪なのだろうが、今は信じるしかない。
俺自身の誠意と、三浦の求める誠意が少しでも重なっていることを。

「ヒッキー……」

三浦の反応より先に由比ヶ浜の声が耳に届く。
その声色は感嘆するような、しかし顔を下げたまま表情を確認出来ない状態では呆れのようにも取れてしまう。
だが今は三浦の反応を聞くまでは頭を上げられない。
由比ヶ浜は俺の誠意に感じ入るものがあって、俺の名を呼んだのだと信じるしかない。

さっきの喫茶店よりも重く鋭い緊張感をひしひしと感じながら、三浦の出方をひたすら待つ。
それこそ一時間でも二時間でも待って不動の体勢に耐えきれなくなった体を前方へ自然に崩し
そのまま土下座入りするまで考えていたが、由比ヶ浜の反応から十秒と待たず、

「……いいなぁ」

ポツリ、三浦の小さく羨む声が鼓膜に届いた。



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