【R-18】由比ヶ浜結衣はレベルが上がりやすい
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433:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga]
2015/11/22(日) 22:18:07.89 ID:xYcbhKqb0
「ヒッキーっていつも後悔した話ばっかしてない?」
「話の腰折るなよ、いや本当その通りなんだけど」
434:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga]
2015/11/22(日) 22:20:21.35 ID:xYcbhKqb0
「お前の、由比ヶ浜のことが好きじゃないとかじゃなくて、ちゃんとお前のことが、す、好きで、付き合ってるってのは、本当だから」
「え、そ、そう、なんだ……でもじゃあ、なんで後悔なんて……」
435:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga]
2015/11/22(日) 22:24:32.65 ID:xYcbhKqb0
自分を信じていれば夢は叶うなんて、黒い太陽のようだと称された悪役が言っていた。
悪党ですら自己実現の為の努力や研鑽を忘れていないのだ。
だが俺は俺の望む本物を信じたかっただけで、
それが欲しいと伝えただけで、現実の努力の一切を怠った。
436:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga]
2015/11/22(日) 22:27:45.25 ID:xYcbhKqb0
本当は幾らでも選択肢があった。
道も方法も、幾らでも選べた筈だ。
なのに俺には下水道しか無いと目も耳も塞いで、汚泥と悪臭の中を這って進むことを選んだ。
そこは選ばされたんじゃなく、俺自身が選んだ。
437:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga]
2015/11/22(日) 22:29:40.79 ID:xYcbhKqb0
濡れてはいない。
だが震えを隠せない声だった。
そんな声を発する彼女の顔を見るのが怖くて、
首の筋肉は横の捻りだけはすまいと硬直する。
438:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga]
2015/11/22(日) 22:31:17.79 ID:xYcbhKqb0
「別に、どうもしねぇよ」
「え……?」
439:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga]
2015/11/22(日) 22:34:15.93 ID:xYcbhKqb0
「結局俺はただのロマンチストか理想主義者だったんだよ。 大きな報酬や成果には相応の過程とか綺麗な結末があって然るべきで、そう出来ない俺には手に入らないものだって諦めてた。 理想は美しいから、薄汚れた俺には無理だって」
人は何故何事にも感動の過程、物語性を求めるのだろう。
それは納得したいから、納得は全てに優先するからだ。
440:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga]
2015/11/22(日) 22:36:40.00 ID:xYcbhKqb0
「でも奉仕部とかお前達を通して色々あって、誰にだって何かあるって思い知った。 誰かに言われる前に、自分は弱くて汚い奴だって看板掲げれば何もかも済む――なんてただの願望で、誰にも過程は問われるし、それと関係無く良い結果も悪い結果もあるんだ」
かつて結果だけ求めて迷走して、やがて因果に拘るようになっては過った俺には皮肉な真実。
441:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga]
2015/11/22(日) 22:39:15.22 ID:xYcbhKqb0
「由比ヶ浜、俺はお前のことが好きだから、そうやって繋がった今の関係を信じたい。 お前が俺のことを好きで居てくれて、それで繋がることを幸せに感じてくれるって信じたい。 だから、俺は今の関係を、俺とお前が一緒に居るって結果を受け入れて、一緒に進みたいんだよ」
これが今の比企谷八幡の全て。
これ以上は出せない、出しようのない俺の本心。
442:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga]
2015/11/22(日) 22:41:01.67 ID:xYcbhKqb0
「そんなこと言うためにわざわざあんな大袈裟なことしたの?」
え、なんか予想してた反応と方向性が大分……アレ?
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