【R-18】由比ヶ浜結衣はレベルが上がりやすい
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56:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2015/09/03(木) 23:07:27.51 ID:PbcnGosb0
「そうそう未成年はとっととゴーホームだ、東京は怖いとこだからな知らんけど」
彼女の期待に、俺は応えられない。少なくとも今は応えるわけにはいかない。
57:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2015/09/03(木) 23:11:07.85 ID:PbcnGosb0
「あーそういえば結衣さん今日はお兄ちゃんとあんまりお話出来てないですよねー」
「あ、そ、そうだねー、ちょっと残念だけど」
58:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2015/09/03(木) 23:14:08.38 ID:PbcnGosb0
「は?」
ハァ!?と別に吃驚したわけでなし、この展開は予想済みでありだからこそ避けたかったのだけども……だが実際耳にすると幾分軽くはなっても驚きは素直に口から漏れ出た。
59:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2015/09/03(木) 23:17:12.88 ID:PbcnGosb0
しかし本当に可愛い。可愛すぎて理性とか決意とか土台からガタガタになってる、これ以上はダメだ耐えられない。ここは多少強引にでも、実力行使やむなしと押しきるしかない。
「おい小町、いい加減に」
60:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2015/09/03(木) 23:20:10.81 ID:PbcnGosb0
そんな小町の正しく暴走した諸動作に二人して呆気に取られること二十秒、それでも内心どうしたものかどう対処するかと思考を巡らせていると、横合いから視線を感じた。教室にいると四方八方から何時でも蔑視を錯覚する敏感ぼっち肌!というのは今回関係無い。
熱っぽい視線。もどかしく、嬉しく、恥ずかしい、そんな感情を向けられているという確信。
61:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2015/09/03(木) 23:23:58.58 ID:PbcnGosb0
心臓に突き刺さった棘が杭になってガタガタと震え出す。
上行大動脈か何かが傷付いたような錯覚、心臓から血液という血液が噴き出し流れ落ちていく幻覚。
62:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2015/09/03(木) 23:27:09.98 ID:PbcnGosb0
でも……ダメだ、それだけはダメなんだ。
悲劇の可能性がゼロにならない限り、俺はきっと踏み出してはいけない。無責任という荷物を、今の俺は背負いきれない。
63:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2015/09/03(木) 23:30:13.79 ID:PbcnGosb0
落ち着け、何時も通りだ。簡単だ。
顔筋が硬直し、眉が寄って顰めた顔になっているのが自分でも分かる。
64:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2015/09/03(木) 23:33:39.83 ID:PbcnGosb0
「由比ヶ浜」
不意に何時もの顔に戻った……筈の俺を見て、声を聞いて彼女はびくりと反応した。
65:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2015/09/03(木) 23:36:46.60 ID:PbcnGosb0
安心していたのに。
彼女は差し出された手をスルーして、指先で俺のシャツの袖を摘み、淡い力で引っ張った。
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