【R-18】由比ヶ浜結衣はレベルが上がりやすい
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87:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga]
2015/09/05(土) 01:57:00.00 ID:wXxBmjsv0

モヤモヤとした熱……そうとも言い切れないような湿っぽさを胸中に抱え、寝返りも打てずに丸まって内側に向く力を強める。

這い上がる衝動を堪えて考える、愛とはなんだろう。

中二病を患った者の内にはアレコレ大袈裟に考える人間もいるだろう。それが世界の全てだと短絡的な衝動に繋げて恋愛至上主義へと暴走するリア充も、悲観して打ち捨てて諦観を標榜する高二病もいるだろう。以前の俺は後者に属しながらどちらに対しても陰で唾吐く捻くれた外れ者だった。

今は、少なくともそれを欲しがることを否定できない。寧ろ積極的に欲しいと願っているかもしれない。

だが欲しがっている者の本質はなんだ、それの意味するところはなんだ。ただ欲望が理性を納得させるためにでっち上げる方便なのか。それとも本能がせめて基準をと敷いた感性のレールかルールなのだろうか。

今俺の頭と胸を支配しようとするこれは愛なのだろうか。

大事に思えばこそ傷付けない、傷付かない選択肢は無いと恩師は言った。それがある時期俺の指針と原動力になってもくれた。だがちょっとの傷が感染症に発展しかねないように、ただの骨折が重い後遺症になりかねないように、傷を怖れ、無傷で生きていこうとすること自体間違ってはいない筈だ。実際には無傷で生き抜くことが出来ないとしても、傷を怖れ痛みから逃げること自体は生物の本懐と言ってもいいのではないか。

人間は消耗品かもしれないが、俺は由比ヶ浜という存在を消費したくない。歳経て見目が移り変わっても、由比ヶ浜結衣には由比ヶ浜結衣で在り続けて欲しい。それは過分な願いなのだろうか。愛ではないのだろうか。

ならば彼女を……彼女で気持ち良くなろうという俺の裡の衝動は? ただ可能性や選択肢の問題で手を伸ばしているに過ぎないのか?

何度間違えても問い続ける、それは俺の求める一つの形だった筈なのに、いざ手に入れば間違えることがこの上なく恐ろしい。

それが単なる自身への自己愛の発露だとするなら、俺はそもそも由比ヶ浜を……。




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