117:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]
2015/11/23(月) 17:57:40.69 ID:DfW6P8DMO
剣士「加減はしないぞ」
夢魔「良いわ、いらっしゃい……」
長物を持つ人間との組手は少なくない。
やはり間合いが広い事は戦いにおいてあらゆる強みとなり得るからだ。
相手が何であろうと……油断はしない。
剣士「はっ!」
夢魔「!」
ガキン!
袈裟を捌く。非力を補うように、俺の剣を逸らしていく。
ガキン!ガキン!
夢魔「あはっ、激しいのね」
剣士「まだ、小手調べだっ!」
ガキィン!!
夢魔「っ……力を使わなくても、竜と張り合えるだけの事はあるわ」
強く剣を奔らせ、棒を強く弾いた感触を味わう。
夢魔を吹き飛ばすには至らないが、しなりも加わって手のひらを痺れさせているだろうか。
少し、夢魔の逆手に踏み込んでみる。
これを見ているか?
剣士「おおっ!」
夢魔「あらあらあらぁ! ……どうしたのよ。見くびらないで」
剣士「っ、心得がないわけではないようだな」
速い。一瞬で俺の腹部を突き破ろうとした。
現実で喰らっていたら、肋骨を失い痙攣、呼吸が乱れて即戦闘不能だ。
この夢魔が何者であるか?
その問いは、続く棒術の猛りに消えていった。
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