133:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]
2015/12/01(火) 17:18:47.22 ID:8IyOts+NO
少女「まあ、改めて礼を言うよ。あと、済まなかった」
剣士「……」
少女「それで、目的は何だ。金はやれないけど、身体で済むなら遊んでやっても良いよ」
剣士「何の為にわざわざ腕ごと捕まえて担ぎ上げたと思っている。痛かったろう」
少女「……まったくだよ、しっかり畳んで締め付けやがって」
俺は、まだこの少女が敵意を失ってはいない事を確信していた。
隙あらば背中を刺してくるだろうし、施しを受ければ何か盛られていると見て間違いない。
身を寄せるなんて、もっての他だ。
夢魔「貴方は生きづらいわね」
今回は本当に危ない。
……勘ではあるが。
剣士「お前は何者だ」
少女「ナニモノって。そんな大層なもんじゃないよ、あたしはただの孤児」
剣士「盗人か?」
少女「あー、はっきり聞くね……そうだよ、人のもん盗って生きてるクチ。もっと不幸な娘だと思った?」
剣士「予想通りではないが、大して変わらん」
夢魔「ちょっとマスター」
レディの扱いは苦手でな。
少女「あってて……思い切り腹やられると、マジで足立たなくなるんだな……」
それなりに強く拳を入れたつもりであったが、既に力が戻ってきているようだった。
鈍痛を堪えるようにして立ち上がるあたり、この手の修羅場は幾度となく潜ってきたのだろう。
少女「ってて、茶を沸かさせてくれ……」
剣士「……」
少女「あたしが飲むんだっつの。盛らねーよ」
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