223: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/07/03(月) 02:15:57.66 ID:gqVYmctE0
「やっぱりあれだな」
娘の額と自分の額を合わせる。全てが近く、見えているのは娘の目だけのような気がする。
「お前は無表情より、こういう表情の方が愛らしいな」
「な、な…」
これが本当に湯が沸き立つとでもいうのか、これまでで一番、顔を上気させている。身体は羞恥で震えているのもよくわかる。
「…茶を飲みたい。準備できるか?」
「はは、はい。お、お待ちください」
優しく離すと、いつもの静かな動きではなく、慌てた動作のまま書斎から出ていく娘を見て、やはり更に愛おしくなった。
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