237: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/10/25(水) 02:43:19.19 ID:AMYs5dIR0
間が開いた。主人が考えられる仕草を取って、しばらくしてから聞き返してくる。
「まさか、フォーブリア領を取り返して攻め入った時に救出した捕虜たちの中にいたのか?」
頷く。それは偶然出会ったとはいえ、あの狭い折の中にいた私を救い出してくれたのは、主人であったことを私は覚えている。
「…主人、貴方様は私にとって、救いの主なのです」
「そう、か…」
お答えしたことに晴れ晴れとした表情はなさらない。思案するという、どこか苦悶を感じさせるもの。
お答えすべきではなかったか、その不安が、頭の中をちらつかせる。
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