奴隷「ご主人、様」
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6: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2015/11/09(月) 03:02:32.30 ID:RFcMJIEp0
懐かしい顔が、俺に少し疎ましそうな表情をしているのを見ながら通り過ぎ、書斎に通されると白髪が目立ちやや頬がこけた親父が、そこにいた。

『久しいな』

その声もどこか弱弱しいものだった。いつも怒鳴り散らしていた男が、俺が離れた数年の間でこうなるのかと思うと、反抗で出て行ったことに対して虚しさを感じていた。

『先の戦で、足に障害が残ったそうだな?』

そのあとに続く言葉は、半端者にお似合いな姿、あるいは。そんな罵詈雑言を想像していると。

『お前に、奴隷だが世話役をつける』

その言葉の意味はすぐわからず、そしてその真意も読むことはできなかった。


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