穂乃果「ふふ……君も穂乃果の彼女になりたいの?」ことり「その4、なの!?」
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113: ◆wOrB4QIvCI[saga]
2016/02/02(火) 04:58:09.39 ID:owlfbFgk0

 ――それでも私は穂乃果のことを、異性として好きになった。


 お兄ちゃんと呼ぶのをやめたのも、その頃からだったと思う。今まで通りお兄ちゃんて呼んでいたら、私は私の心を否定することになってしまう。気がついた時には心の大部分を占めていた想いを、否定することなんて出来なかった。叶わないって分かっていたのに、認め切れなかった。


 それが悔しくて、今の立場にいたらただの妹でしかないのが辛くて。私は次第に穂乃果に対する当たりが強くなっていった。余計離れるだけって、わかってるのに。





雪穂「えー、なんでそんなことしなくちゃいけないのさ」

雪穂「……つまんない、帰る」



 同じ学校に通っている一つ上の先輩と付き合って二回目のデート。ちょっとかっこいいかなーって思って愛想よくしゃべったら……うまい具合に告白してくれた。うまくいきすぎたかなあって気もするけれど、穂乃果もこんな感じで彼女作ってたのかな。私もやれば出来るじゃん。


 でも、なんかこの人は違うかな。私に見る目はないのかな。

 背を向けて家に帰ろうとすると、彼氏が腕を掴んできた。



雪穂「離してっ」



雪穂「……もういいよ、別れよ」


 穂乃果なら、もっと楽しいとこ連れてってくれる。穂乃果ならもっと楽しい話、してくれる。穂乃果なら、穂乃果なら――。

 今のところ、どんな男の人と居ても頭に浮かんでくるのはそればかり。今は海未ちゃんっていう彼女がいて、私の想いなんて叶うはずもないのに、その呪いから逃れられない。




 ――ただ、逃れよう、と思ってないだけなのかもしれないけれど。



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