ゾンビに愛されるだけの話【エログロ】
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3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]
2016/04/25(月) 23:04:12.57 ID:2qJ/ilKt0
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飯を食ったら寝る。なにせする事が無い。

初めの頃は延々に声を張り上げたり、鎖を壁に打ち付けてみたりしたもんだが、全てムダ。

幸い首輪は牢屋の中で寝転がれる程度には長く、ちょっとした体操くらいはできる。それだけだ。

そして、それでも暇な時。俺は牢の外にいる奴に声を掛けたりする。

「おい化物、水くれよ」

ゾンビは大抵、牢屋の外で床にへばりついている。どうやら立てないらしい。

移動も這いつくばってズリズリ動くだけ、芋虫よりも見苦しい。

「ぁ……ぁ……み……」

鈍い化物は相変わらず小さな声を漏らしている。声すら腐っているかのようで、本当に耳障りだ。

「み……ぁ……」

コップに水を汲むのも一苦労。運んでくるのも水を零しながら持って来るうえ、欠伸が出るほど時間がかかる。

弱々しく差し出される水を、臭気を努めて無視しながら飲み干していく。

「んぐ、おい、もういいぞ……終わったらさっさと離れろ!」

いつもいつも、本当に鬱陶しい。

人が飲み食いを終えても、蹴り飛ばすまでずっと傍で見つめてきやがる。

満腹になって余計に臭いで吐き気が込み上げるというのに、だ。



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