お嬢様「貴女たちは私の大切な――――」
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15: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2016/05/14(土) 11:01:01.99 ID:bt6OaFmX0
お嬢様「もう、十五年近く前のことになるわ。優しくて、笑顔が素敵で、美人で、……私を愛してくれて、自慢の母だった。いつも周りに、この素敵な人が私のお母様なんだぞ、良いだろうって誇らしく見せびらかしてね」

お嬢様「お母様は私のことなんて、見てなかったのに……」


お嬢様「そんなある時突然ね……。お母様が荷物を纏めた鞄を持って私に言ったの、家を出るからって……もう貴方のお母さんじゃないって……お父様のことが嫌いだったって……」


女奴隷「………………」


お嬢様「それでね、そのことが私、納得出来なくて……聞いたのよ、私のことは好きじゃないのかって……」


お嬢様「そしたら、何て言ったと思う? ――私のこと好きじゃないんだって、愛してくれていなかったんだって」


お嬢様「極めつけはこうよ――貴方なんて産みたくなかった。産むんじゃなかった。そう、言われたの……」

お嬢様「その時、私の中で何かが壊れたわ。他人の言葉、無償の愛が信じられなくなったの」




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