お嬢様「貴女たちは私の大切な――――」
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19: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2016/05/14(土) 12:23:12.45 ID:bt6OaFmX0
女奴隷「私は! 私はアナタ――お嬢様を愛したい、好きになりたい、熱を共有したい。けど――」


女奴隷「――私の姿を見てくれない人を、私は本当の意味で愛せない」


お嬢様「――!?」


女奴隷「過去のトラウマが、女同士のしがらみが、メイドの心に近づけなくさせているのでしょう。もし、アナタが、自分を愛せと言えば愛しましょう。けど、私はメイドの代わりにアナタに好きだって言うのではないし、メイドの代わりになんかなりたくない」

女奴隷「代替行為で生まれた愛でアナタは幸せになれない! それ以前に…………もう一度言う、私を見てくれない人を、私は本当の意味で愛せない!」


お嬢様「……………………――ぃのよ」

女奴隷「はい……」

お嬢様「………………メイドがいつかお母様みたいに私を拒絶して、目の前から居なくなってしまうのが」

女奴隷「はい……」

お嬢様「…………ご令嬢が私を慕わなくなって、私に好意を向けていた過去を苦い思い出にしてしまうのが」

女奴隷「はい……」

お嬢様「……貴女が私に愛想を尽かして、世界に一人ぼっちになってしまうのが」

女奴隷「はい……」


お嬢様「恐いのよ」




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