お嬢様「貴女たちは私の大切な――――」
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4: ◆TEm9zd/GaE[sage]
2016/05/08(日) 12:26:29.31 ID:yTIpdHxw0
――駅


メイド「来ない……」

メイド「何で時間なんてとっくに過ぎてるのに電車来ないのよ……」


ご令嬢「イタリアの電車は遅れるのが当たり前。そう言われるくらい時刻表は当てにならないものですよ」


メイド「ご令嬢……様」


ご令嬢「無理して様付けしなくて良いですよ。ご令嬢で良いです、昔みたいに。それにボク自身、敬称付けて呼ばれるのに慣れていないですから」


メイド「……成り上がりですものね。通りで庶民じみたことを知っているわけですわ。そうだ、どうせなら少ない金をがめつく遣り繰りするケチ臭い安上がり術でも教えてもらいましょうか」


ご令嬢「……さすが箱入り没落メイドは言うことが違うですね。半場常識の事実も知らないで当たり前。かばかりか無知を棚にあげて喧嘩腰なんですから。どうせなら深窓に放置されて埃被ったままでいれば良いのに。灰じゃなくて埃だから魔法使いが現れなくてお姫様になれず、精々ダニだけが友達の悲しい余生を過ごすですよ」


メイド「……ふ」


ご令嬢「……あは」


メイド「ふふふ、懐かしいわね、このノリ」


ご令嬢「あははは、そうですね。……座って話しましょうか」


メイド「そう、ね……」


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