お嬢様「貴女たちは私の大切な――――」
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5: ◆TEm9zd/GaE[saga]
2016/05/08(日) 13:02:16.39 ID:yTIpdHxw0
ご令嬢「ふう……そうそう昔、出会った頃はお互いにお互いの事が気に入らなくって……」


メイド「そりゃ、お姫様がパーティーからお持ち帰りした女の子だもの。あの時は何よ泥棒猫って……」


ご令嬢「ジェラシー?」


メイド「ジェラシー」


ご令嬢「あの時ボク、はじめての社交界で不安で、でも周りの大人たちは容赦なしのひっきりなしに話しかけてくるから、怖くって。その時ですね、お姉様がボクのことをエスコートしてくれて……」


メイド「好きになった?」


ご令嬢「惚れたですよ」


メイド「私は元々、お嬢様とは幼なじみだったから、仲良くって。でも、ある時、両親の事業が失敗して文無しになって、明日からどうなるか分からなくなって、家族とバラバラになって……」

メイド「そのとき、お嬢様が私のことを拾ってくれて……その上、お父さんとお母さんを探し出して、仕事の面倒も見てくれて……」

メイド「それ以前からキスしたいって意味でお嬢様のことが好きだったけど、多分そのときからお嬢様に全てを捧げようと誓えるほど好きになったんです……」


ご令嬢「素敵なことです……」


メイド「だから、お嬢様と初めてエッチしたとき、選ばれた、結ばれたって思って、嬉しくなって、でも……」


ご令嬢「女奴隷ちゃん……?」


メイド「……ええ。お嬢様が奴隷が欲しいと言った時おかしいなって思ったの」

メイド「でも、まさか私より近い関係にはならないだろうってたかをくくって、結果――」

メイド「取られ……ううん、始めから私になびいてすらいなかったんだろうなって」


ご令嬢「そんなこと……」


メイド「――女同士だもの」


ご令嬢「――っ!!」


メイド「例え結ばれても、子供はおろか結婚すらできないの。そんな当たり前のことに気づかないふりして……そのツケが今になって廻ってきただけ」


ご令嬢「……子供がご出来ない、結婚ができない。だから、お嬢様のことはもう好きじゃな――」


メイド「そんな訳ないじゃない」バン


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